八幡平アスピーテライン沿い、八幡平国立公園の代表的景勝地大沼に近いブナの林の中に、八幡平高原ホテルがあります。
「おかえりなさい。高原のわが家へ」と、気さくなオーナー夫妻が迎えてくれます。

同ホテルが営業を開始したのは1972(昭和47)年、国立公園内のため3階建ての山荘風の建物で、周辺の環境に溶け込んでいます。
2004(平成16)年に、同ホテルの経営を引き継いだ有原領一さんは、「故郷づくり」と「健康づくり」を新しい運営テーマに掲げています。有原さんは1947 年岩手県の生まれで、小さい時からお母様が玉川温泉に湯治に通っていたのに連れられて来ており、いつか自分も八幡平で温泉宿を営んでみたいという夢を持っていました。ちょうど定年を迎えるころに、同ホテル譲渡の話があり、思い切って乗りました。
お客様の中には故郷がなくなり、「ただいま」といって帰る所がなくなっているということでした。実家のご両親がなくなり、兄弟の代に、そしてその子供達の世代になると故郷の家に足が遠のいてくるのです。
そのため、同ホテルの雰囲気は高原ホテルでありながらもアットホームで、くつろぎの場となっています。オーナー夫妻をはじめスタッフの皆さんが、心を込めたもてなしを行うことで、リピーターが多いといいます。
また、お客様同士も家族のように和気あいあいとして交流できるため、くつろぎの時間が充実します。それも、大自然の中の故郷という舞台があるからかも知れません。さらに、秋田八幡平スキー場が目の前にあり、例年5月上旬まで春スキーが楽しめますので、遠方からも多くのスキーヤーが訪れています。また、学校や団体でのスキー合宿などにも利用されています。

八幡平高原ホテルの泉質は含鉄単純泉で、泉温は源泉元湯が59.5℃。
効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進など広範囲です。また、温泉の宝庫・八幡平の立地を生かして、徒歩10 分で行ける後生掛温泉をはじめ、車で10 分の蒸ノ湯温泉や大深温泉、車で20 分の玉川温泉などの名湯・秘湯への湯めぐりも楽しめます。



同ホテルでは、体温を上げ、解毒効果のある食材を使い、この土地に合った郷土料理にアレンジしてお客様に提供しています。「体内に毒素をなるべく取り込まず、入った毒素は出す」ことを基本に置いています。体に入ってしまった毒素を、食事と併せて温泉にゆっくりと浸かることで血流を良好にし、多量の汗で排出できます。

料理は季節によって異なりますが、八幡平の山の恵みが中心です。その他地元の産物を使った郷土料理を心がけており、カロリー控えめの薄味です。加工品や半加工品はなるべく使用せず、ほとんどが手作り。ショウガ、ネギ、ニンニクなど体温を上げる薬味をたくさん使用し、季節により天然のワサビや大葉、ミョウガなども使っています。

春の珍味バッケ味噌(フキノトウ味噌)も、春に加工して冷凍保存し一年中使っています。その他豆乳鍋や豆乳シチューも人気メニューのひとつです。また、八幡平で作っているキクラゲの料理も喜ばれています。お米は、地元農家の「秋田こまち」。季節によって、黒米、岩手産のマツタケごはんなども提供されます。さらに、季節の山菜摘み取りを体験ができます。雪解け一番のフキノトウ、ウド、ミズ、フキなど、山の恵みをいただけます。





料理のほとんどが手作り。山の幸、野菜中心の健康食です。ショウガ、ネギ、ニンニク、青ジソなど体温を上げる薬味をたくさん使っています。また、季節によって山菜ご飯、ホテルの裏山で栽培しているマイタケのご飯などを食べていただいています。


ふけの湯温泉情報
温泉 天然温泉
泉質 含鉄単純温泉
源泉温度 源泉元湯59.5℃
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進


ふけの湯施設情報
客室 和室32室
客室設備 テレビ 電話 インターネット接続(無線LAN形式) 湯沸かしポット ハミガキセット くし タオル バスタオル 浴衣 スリッパ
浴室 男女別内湯 各1 男女別露天風呂 各1
館内設備 売店 自動販売機 コインランドリー(有料) スキー乾燥室 宅配便
駐車場 50台(無料)
宿泊料金 1泊朝食9,330円~(税込)
営業期間 通年
住所・電話 〒018-5141
秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林3133林班ハ小班
TEL 0186-31-2011
FAX 0186-31-2647