やさしさとぬくもりの宿 八幡平山麓荘


鹿角花輪から国道341 号線を玉川温泉・田沢湖方面に向かい、八幡平温泉郷にさしかかる赤平に楚々とたたずむ八幡平山麓荘があります。
国道沿いには田んぼが多く、どこかに懐かしさを感じる宿。「田舎のおじいちゃんの家」に帰って来たというような雰囲気があります。

聞こえて来るのは林を渡る風の音、熊沢川の川音……。同荘の客室は5 室、収容人員は15 名です。
モスグリーンなど和風で統一された畳敷きのゲストルーム、応接間付き和室と、一部屋がゆったり、広々としています。あたかも田舎の実家に帰ったようなくつろぎを感じます。

お風呂も広く、ゆっくりとお湯に浸かった後は、女将手作りの料理、「きりたんぽ鍋」や「ハタハタしょっつる鍋」などで身も心も温まります。山の幸、海の幸を使った料理は素朴ですが、どこかに懐かしいふる里の味が香ります。


なお、きりたんぽ鍋やハタハタしょっつる鍋を希望する場合は、予約の時にそのむね申し込みが必要です。また、早朝出発のお客様は「おにぎり」を用意してもらえます。

八幡平山麓荘には、秘宝といわれる「北投石」が伝わっています。

北投石は地球上でわずか3 カ所しか産出しない希少なもの。
日本では八幡平の玉川温泉に鉱脈が存在しますが、採掘は禁止されています。
常に「ラジウムエマナチオン」を放出。玉川温泉の源泉は北投石の岩盤を通過して湧き出しているといわれ、癌の治療や抑止のために通う人たちが多くなっており、岩盤浴に効能があるといわれるのも、このためです。

同荘では、この北投石でラジウムエマナチオン水をつくり続けており、食前に飲むと健康維持や疲労回復に絶大な効果があるといわれています。
お客様サービスの一環として、希望者だけにペットボトル2 リットルを提供しています。

ラジウムエマナチオン水


夏は星空、冬は雪見の露天風呂
きりたんぽ鍋・だまっこ鍋は、比内地鶏と鹿角が発祥の地といわれるたんぽや、だまっこを使った名物鍋。

たんぽは、ご飯を練って串に巻いて焼いたもの。

だまっこはご飯を練って団子にしたもの。どちらも原料はお米です。
きりたんぽ・だまっこ

たんぽは、マタギが泊りがけで猟に出かける時の携帯食。形が槍のタンポに似ていることから南部藩の殿様が命名。
また殿様が八幡平に視察に来た時、熊鍋にたんぽを切って入れているのを見て、「この熊鍋は、たんぽを切って入れているから切りたんぽ、美味じゃ」と喜んだそうです。

その後、鹿角の農家ではお米の収穫を祝う時に、きりたんぽ鍋やだまっこ鍋を食べていましたが、昭和時代から全国に。八幡平山麓荘では比内地鶏をベースに、セリなどの旬の野菜やキノコをたっぷり入れています。


渓流釣り
八幡平山麓荘のすぐ近くに熊沢川沿いの並木道が約3km にわたって続いており、朝の散歩に向いています。春はサクラ、秋にはナナカマドの赤い実が清冽な渓流に映えます。特別な観光スポットではありませんが、そぞろ歩きも乙なものです。
同荘の近辺には渓流釣り場がたくさんあり、マニアにとってはたまりません。

熊沢川

宿のすぐ前を流れる熊沢川、その支流の水沢川(宿から車で4、5 分)、長木川、小坂川と支流の荒川(この川には七つ滝があり、滝の周辺にイワナがいます)、兄川、綴子川など。また、米代川合流点から3km ほど平地を流れる夜明島川は典型的な里川で、最近はあまり魚影が濃いとはいえませんが、釣りやすいスポット。

その他にも、大湯川、犀川、尾猿部川など近辺に釣り場が多くありますので、釣行のための前泊者も多くなっています。


ふけの湯施設情報
客室 和室5室
収容人数 15人
客室設備 テレビ 湯沸かしポット お茶セット 個別空調 石鹸(固形) ボディーソープ ハミガキセット タオル バスタオル 浴衣 スリッパ
浴室 男女別内湯 各1
館内設備 大浴場 食堂 自動販売機 ペット同宿可
駐車場 20台(無料)
宿泊料金 素泊まり 4,5000円~(税込)
営業期間 通年
住所・電話 秋田県鹿角市八幡平字赤平156
TEL 0186-31-2356
FAX 0186-31-2361



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